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日本予防医学リスクマネージメント学会は、医療において直面する様々なリスクについて研究し、 それを予防する方策を工夫することを目的として設立された学術団体です。その研究対象は、 医療現場におけるインシデント、アクシデントの分析に始まり、さらに、環境科学、行動科学、 情報科学、疫学、統計学、教育学、行政学、社会学など、多岐にわたります。
今年度の第6回学術総会は、静岡県立静岡がんセンターが中心となって開催することになりました。 総会のプログラムは、がん対策基本法施行の初年度でもあることから、"がん"と"患者参加"をキーワード として構成しております。
静岡がんセンターは開設されて5年が経過しました。この間、Quality improvementという新しい概念のなかで、 リスクマネージメントに取り組んできました。本総会では、その5年間の成果を叩き台として、 医療の安全における将来像を考えていきたいと思います。
一方、がんという病気の特性をもとに、がん医療の現場では"患者参加"という新しい波が生まれています。 この流れは、リスクマネージメントに対しても大きな変革を促し、がん患者の診療に当たる医療機関に、 新たな対応を迫りつつあります。そして、その流れは、がん以外の領域にも、着実に浸透しています。
本総会では、静岡がんセンターに蓄積されたデータをもとに、がん医療におけるリスクマネージメントの 新たな潮流を考えるとともに、"患者参加"への対応について議論を進めていきたいと考えていますが、 本総会の成果は、我が国の医療の安全、とくにがん医療の分野において、大きく貢献するものと信じております。 皆様の御参加を心よりお待ちしております。
日本予防医学リスクマネージメント学会第6回学術総会
会 長 山 口 建
(静岡県立静岡がんセンター総長)





